アジアと欧州を結ぶ文化の交差路として栄えたウズベキスタンの古都・サマルカンドを訪ねる。14世紀、それまで廃虚だったサマルカンドは、たった一代で大帝国を築き上げた英雄・ティムールの手でよみがえった。ティムールは青を中心に、色とりどりのタイルで…

フランスの「ボルドー・月の港」（’07年登録）を。12世紀、アキテーヌ地方がイギリス領になり、ボルドーワインはイギリスに輸出されるように。本格的なワイン交易をもくろんだ市民は、18世紀に都市改造に着手。ボルドーワインは発展を遂げ、不動の地位を築い…

イタリアの 「アッシージ、聖フランチェスコ聖堂と関連遺跡群」（’00年登録）を。“清貧”の実践に命をささげた聖人・フランチェスコをたたえ、 13世紀に聖堂が建立された。内部には絵画が飾られ、イタリアルネサンスの先駆けに。後世の芸術家に多大な影響を与…

571回 12/2放送 アッシジ、サンフランチェスコ聖堂と関連遺跡群(イタリア) 572回 12/9放送 ボルドー・月の港 (フランス) 573回 12/16放送 サマルカンド-文化交差路 (ウズベキスタン) 574回 12/23放送 サンティアゴ・デ・コンポステーラ（旧市街）(スペイン) …

ベトナムのハロン湾は数多くの奇岩や岩山が海に浮かび、中国の山水画のような景観が広がる。島の内部の洞窟には巨大な鍾乳石が林立し、幻想的な光景が見られる。「ハロン」はベトナム語で「降竜」という意味で、かつて海に舞い降りた竜が外敵を撃破したとい…

02年に登録された、イタリアのバル・ディ・ノートの街並みを。1693年、シチリア島の南東部の八つの町は、大地震で壊滅的な被害を受けた。その後、後期バロック様式で統一した町を再建。建築家のロザリ・ガリアルディが設計した教会などを紹介する。

中国・万里の長城（’87年登録）を紹介する後編。 異民族侵入に備え、頑強に整備された長城が造られた背景を、 明朝の記録を基に推測。北京の近くにあり、 守りの要所となった“八達嶺(はったつれい)”、 最西端の砂漠の中に築かれた要塞(ようさい) “嘉峪関(か…

イタリアのエオリア諸島（’00年登録）を。ギリシャ神話に登場する風の神・アイオロスに由来するエオリア諸島は、シチリアの北に浮かぶ七つの島からなる火山群島。現在もストロンボリ島とブルカーノ島に活火山が存在し、18世紀末から火山活動の研究が行われて…

モロッコのアイット・ベン・ハドゥの集落（’87年登録）を。サハラとヨーロッパの交易地だった集落は、先住のベルベル人により、要塞（ようさい）のような村へと変化。窓に見せかけた銃眼など、侵入者を撃退する工夫が凝らされ、現在でも、ベルベル人が昔なが…

メキシコ・古代都市ウシュマル（’96年登録）を。 ウシュマルは、7〜10世紀ごろ、ユカタン半島の“プウク”と呼ばれる丘陵地帯で栄華を誇った都市と推定される。古代マヤ人は、四方の稜線(りょうせん)が丸みを帯びた“魔術師のピラミッド”や、格子模様が施された…

93年登録のルーマニア・モルドバ地方の教会群を。16世紀、モルドバ地方の北部に、聖書を主題とした フレスコ壁画を擁した教会が建立。布教を目的とした宗教画だが、支配者の政治的な意図もあったという。ボロネツ修道院などを紹介する。

中国・九寨溝（チウチャイゴウ）の渓谷の景観と歴史地域（’92年登録）を 紹介する。自然遺産に指定されている四川省北部・ガパ州の原生林には、 約50kmに及ぶ渓谷が存在。石灰が堆積したカルスト台地を流れる川が 自然の段丘を形成し、太古の地殻変動と氷河…

’88年登録の、トルコのヒエラポリスとパムッカレを紹介する。 紀元前2世紀に完成した都市・ヒエラポリスは、ローマ帝国の 東の拠点。西に広がる石灰棚・パムッカレの上部からわく温泉が 歴代のローマ皇帝を魅了し、健康と美の都として繁栄した。

メキシコのルイス・バラガン邸と仕事場（’04年登録）を。 建築家のルイス・バラガンが設計した邸宅を紹介する。 窓から望む自然の緑を生かすように、屋内を赤、青、ピンクなど 8色に配色。さらに、静寂を追求し、外界との遮断にこだわった 家を造り上げた。 …

中国・四川のジャイアントパンダ保護区（’06年登録）を。 四川省北部に生息する約1600頭の野生の ジャイアントパンダのうち、30％が保護区に 暮らしている。都市開発の影響を受けて生息数が減る中、 パンダの人工飼育や繁殖を試み、野生に返す研究を 進めて…

ギリシャのテッサロニーキの初期キリスト教と ビザンチン様式の建造物群（’88年登録）を。 テッサロニーキは、ギリシャ第2の都市として繁栄。 異民族の侵略などを受け、多くの建造物が損壊された中、 奇跡的に現存する聖堂や、街に数多く残されたイコンを 紹…

中国の古都平遥（ピンイャウ・’97年登録）を。 山西省の平遥には、明の時代に外敵の襲来に備えて 巡らされた全長6kmに及ぶ城壁が現存。 城内も古い町並みをとどめ、往時の繁栄を今に伝える。 14世紀、平遥を拠点に、銀行業を始めたという 山西商人の足跡もた…

フランスのポン・デュ・ガール／ローマの水道橋（’85年登録）を。 ニーム郊外のガール川に架かるポン・デュ・ガールは、 水源地・ユゼスから水を引くために建築。 完成から2000年たった現在まで、ほぼ完全な姿を残し、 古代ローマの高度な土木技術がうかがわ…

スペイン・イベリア半島の地中海入り江の ロック・アート（’98年登録）を。 地中海沿岸地方には、石灰岩の山々が連なり、 風雨に削られてできた岩陰が存在。 そこに、7000年前の人類が描いた絵が残る。 当時の生活が描かれた絵から、人類と食糧の歴史に着目…

繊細な模様 花嫁の手を飾る 家族の男以外にはみせない yemen アラビア半島の南端 イエメン 紀元前からキャラバン対いたは緑をもとめて通過していた sana's 交易の要所 高地 生きた博物館 数百年前と同じ時間が流れている サナア旧市街 b.c.10 シバ王国 交易…

メテオラ(Μετ?ωρα)はギリシア北西部、セサリア地方北端の奇岩群とその上に建設された修道院共同体、いわゆるメテオラ修道院群の総称である。 その地形及びギリシア正教修道院文化の価値からユネスコ世界遺産（文化・自然複合遺産）に指定されている。 その名…

ポンペイ エスビオ火山のふもと 2000年前からワインが暮らしに根付いていた 健康 愛と喜び 深い眠りのために ギリシャの哲学者 ワインの足跡を辿る ワインのある風景 ハットゥシャ 4000前 鉄器文明 ヒッタイト 楔形文字でワインの造り方が記載された石版,つ…

はてなダイアリー「気持ち、これみよがしに」にて書いていた、2006年7月までの日記をすこし移植しました。