キリンジ / 十四時過ぎのカゲロウ

十四時過ぎのカゲロウ

十四時過ぎのカゲロウ


「十四時過ぎのカゲロウ」水泳を連想させる歌詞なので,真夏の気だるさよりは,むしろ躍動感のある曲.真夏の14時といえば,一日の中で最も気温が高くなる時間帯であって,そんな暑い日のアスファルトなんかの上に見える“揺らぎ”が陽炎.蜻蛉,カゲロウ目の昆虫の総称,というのは儚さの象徴という気がして,暑さにはすぐに参ってしまいそうですが,残り数日,ないし数時間の命を懸命に生きる様子を,水を切って泳ぐ水泳選手になぞらえることで,躍動感を出しているのかも.「冠水橋」夏の夕涼みに川辺でも歩けばいいのでは的な.冠水橋と夕立があればなおいいはずです.てか,実際に冠水橋を目にした事がない.