そういえば,昨日新入生歓迎シンポジウムに参加してきました.
「新入生と考える<教養>問題」
司会  小林康夫教養学部教員)
ゲスト 爆笑問題


大きく言えば,社会における自らのの立ち位置を把握し,自らが社会に対して何ができるのかを考え,周囲の人間とともに未来を切り開いていく力.現在,科学技術の進歩により,学問の幅は広がった.専門性の高い人間はもちろん必要だが,そういった人間が専門に走るあまり,社会に対して実利をもたらしていないという傾向が見られる.“彼ら”にしか理解できないような何かが様々に存在している.教養というのは,それらを社会に還元するために持つべき広い視野.
そもそも,教養とは持とうと思ってもてるものではない.ふっ,としたきっかけから生まれる感動,それによって動かされる好奇心を原動力として,自ずと得た知識,それが教養に直結する.私的には知識を得た過程で形成された人格というのが,もうひとつの指標だとは思うんですが.知識だけでなく人柄というか.知りたいという気持ちが重要.そういった過程を経ることで,初めて教養をもてるらしい.
しかし,そういった,感動は「もて!」といってもてるものではない.だから駒場では,そういった感動によって学問を行っている様々な学者らの生の姿を見せることで,学生らに教養へとつながる断片みたいのものを感じ取ってほしい,とのこと.